ティール組織・成人発達理論の源流
発達がどのように起こるのかが分かる
ジャン・ピアジェ入門講座
Jean Piaget introductory course
news
講座は、5/28(火)より開催、全6回のオンラインセッション最終回は9/10(火)です。
途中参加・部分参加も可能です。
教育や人材開発の仕事に携わる中で、どれほど“発達”という言葉を理解して支援をできているでしょうか?
世の中に出回っている教育機関のカリキュラムや企業の育成プログラムに、
“発達”や“発達段階”という言葉が当たり前のように使われ、あたかも理論に基づいた設計として提示されています。
また、何十年も教育や人材開発に関わる方や発達理論を体系的に学習した人でさえ、
深く理解をせず、使っているケースもあります。
“発達”という領域は、間違った形で運用してしまうと、人の成長を阻害することや、
最悪の場合その人の心や思考を閉ざし傷つけてしまう可能性があります。それは、子どもが相手でも、大人が相手でも同じです。
だからこそ、普段使い慣れている言葉・概念である“発達”に対して、我々は人一倍敏感になり、
その切れ味を理解し、正しく扱えるようにならないといけません。
一方で、一度業務として回ってしまうと“発達”を改めて学び直す機会は中々取りづらくなってしまいます。
そこで、桐田敬介氏・鈴木規夫氏・後藤友洋氏とともに、
発達心理学の父と言われるジャン・ピアジェが生涯をかけて研究してきた理論体系を紐解き、
一層複雑化する現代の対人支援・教育課題に多様な解決策を考察するための土台を構築していく講座を企画しました。
ピアジェの理論は、日本語はもとより英語に翻訳されている文献も少なく、なかなか体系的に学ぶ場が多くはありません。
また、ピアジェは実践への手引きが多い研究者ではありませんでした。
今回の講座では、「発達理論の父」の理論体系を学習し、どのように実務に活用していくかを共に探っていきます。
自分自身を、組織を見つめ直し、学びを深め、対人支援や教育に活用していきたい方、ぜひご参加をお待ちしています。
このような内容を予定しています
講座お申し込みのタイミングから
桐田氏による事前の講義動画と、
3名の対談動画で予習が可能です
講座に関する知識は事前動画で
十分確保いただけます
オンライン(Zoom)にて、講師3名と
参加者みなさんでセッションを行います
少人数ゼミのような形で、講師との議論・フィードバックを
同業者・他業界の参加者同士の
相互作用も期待できます
事前動画と、書籍を合わせて学習することで、
オンラインセッションを有意義なものにできます
クローズドコミュニティにおいて、
課題の提出だけでなく日々の仕事や学習で出た
疑問や質問を投げることができます
事前学習動画(全30本)+
対談動画(全5本)+
動画コンテンツ『哲学対話入門』
全6回の
オンラインライブセッション
事前・事後課題
クローズドコミュニティでのつながり
各本セッション前に、桐田敬介氏による解説動画、それにともなう講師3者の対談セッション動画を
見ていただきます。(各30分程度)事前事後にしっかりインプットしていただくことで
本セッションをより有意義なものにします。
わからないことやもっと聞きたいことがあれば、
参加者限定のコミュニティで講師に直接質問をしていただけます。
スケジュール
全6回オンラインライブセッション
課題図書
オンラインライブセッションで扱う内容・論点
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
この講座で得られるもの
発達理論の源流としてのピアジェの思想を
一から学び直すことで、
組織メンバーやクライアントの能力開発に
適切に寄り添い支援するための
視点と示唆を習得できます
ピアジェの幼児期〜思春期にかけた発達段階を理論体系として理解し、
実践をイメージしながら自身に落とし込む
子どもや組織メンバーの置かれている
状況・背景を理解し、
支援・アプローチするための観点を
会得できる
支援・アプローチのための
観点を得る
ピアジェの発達段階を理論体系として
自身に落とし込む
メンバーやクライアントの能力に
適切に寄り添い支援する視点を広げる
ピアジェの事は何となく知っている、又聞きで知っているという方、
是非この機会に、発達理論の土台となる理論体系を一次情報を元に共に辿ってみませんか?
桐田敬介氏による事前解説動画25本+講師3者による事前対談動画を
4月上旬から順次ご覧いただけます。
また、視聴必須ではありませんが、桐田氏による哲学対話コンテンツも
ご覧いただけます。
動画コンテンツ
「講座事前学習動画」(全30本)+対談動画(全5本)
・はじめに
・コンセプト・テーマ・章の構成
・心の発達を哲学することの「効果」
・構成主義
・命題
・実務と接続して考えるための「問い」
・心理学を哲学することの「効果」
・発生的認識論
・実務と接続して考えるための「問い」
・心のマクロな発達を科学することの「効果」
・段階論(stage theory)・本質主義(essentialism)
・実務と接続して考えるための「問い」
・組織の倫理的発達を科学することの「効果」
・組織の倫理を哲学する 主義
・実務と接続して考えるための「問い」
・心のミクロな発達(ゆらぎ)を科学することの「効果」
・ミクロ発生的認識論・多重波理論
・実務と接続して考えるための「問い」
「哲学対話入門」(全78本)
「哲学する」とはどうすること?
哲学対話するとはどうすること?
and more...
テーマ・問いで対話する
講師紹介
桐田 敬介
鈴木 規夫 Ph.D.
後藤 友洋
武蔵野学院大学 助教(講師)
上智⼤学共同研究員 よはく代表
一般社団法人Integral Vision & Practiceフェロー
株式会社トモノカイSTEAMアカデミー
シニアコンサルタント
一般社団法人Integral Vision & Practice
代表理事
専⾨は、⽶国コロンビア⼤学に勤めた教育哲学者であり、多様な背景を持つ⼈々とアート・センター等での哲学教育、アート教育を実施したマキシン・グリーンに関する研究。関連して学校教育、探究的なカリキュラムデザインの教育研究と実践⽀援に取り組む。芸術、教育、哲学の場づくりを通じて公共を醸成するため、教育者向けに探究に基づく哲学対話、カリキュラムデザイン、アートワークショップのプロジェクトを実施しつつ、教育機関でのカリキュラムデザインやコンサルティングなどを⾏う。上智⼤学⼤学院総合⼈間科学研究科教育学専攻博⼠後期課程単位取得満期退学。代表論⽂に「声の多元性、複数の現実性、その衝撃——マキシン・グリーンの文芸的アプローチとアーツ・セントラリティをめぐって」(『教育学研究』[in press])。
California Institute of Integral Studiesで「個人・組織・ 社会の可能性を解き明かすための統合理論」 としてインテグラル理論に関する研究に取り組んだ。帰国後は、 インテグラル理論の普及に従事する傍ら、 人事コンサルタントとして企業組織の経営者育成を中心とした人事 関連プログラムの設計と統括に従事している。 成人発達理論に関しては、発達心理学者のSusanne Cook-GreuterやTheo Dawson等に師事し発達段階測定と発達志向型支援に関する訓 練を積むと共にこれまで約20年にわたり実務領域におけるこの理 論の応用と実践に取り組んでいる。
大学時代にケン・ウィルバーのインテグラル理論に出会い、 それ以降、 インテグラル理論のフレームワークを用いて独学で哲学、心理学、 文学などの探究を続けている。 それらの学びを教育の実務に応用することで、 人間と社会の健全な発達を促進するための新しい教育の方法を構想 ・実装することをミッションとしている。 大学卒業後は国語専門塾において6年間リベラルアーツ教育を担当 。現在は株式会社トモノカイにおいて、 子どもから大人まで幅広い世代を対象とした教育プログラムの設計 ・運営に携わる。